平成27年7月4日(土)
前の日に総統府の前を通ったら、7月4日が毎月一回の一般公開日にあたっていることがわかった。
台北(桃園)発が14時40分の飛行機で、午前中は少し時間の余裕があったので、これも何かの縁だと思い、最終日は総統府見学に行くことにした。
総統府に着いたら、入口前にはすでに親子連れなどの長蛇の列。ものすごい人気だ。
それでも流れは良くて、ほどなくして入場できた。入口では背の高い、きりっとした若い憲兵さんたちがてきぱきと差し出された身分証明書をチェックしている。
私たちの番になり、日本のパスポートを見せると、日本語であいさつしてくれた。とても親切な憲兵さんたちだ。
館内では20人から30人のグループになって年配の男性ガイドさんが館内を案内してくれる(案内は中国語)。
正面から入り、階段を上ると、突き当りには建国の父・孫文の胸像があり、さらに2階に上がり、案内されたのは孫文の霊廟、大禮堂。
そして1階は資料室になっていて、中華民国の歴史がパネル展示されている。
写真は台湾の日本への割譲が決まった下関条約の交渉場面。奥の中央が日本の全権、伊藤博文、手前は清国の全権、李鴻章だろうか。
帰りの時間も近づいてきたので、ホテルに戻り、身支度をしてホテルのロビーでお迎えのバスを待った。
迎えに来たマイクロバスは台北(桃園)空港に行く途中、お決まりのパターンではあるが、土産物店に寄った。知り合いに配るおみやげは空港で買おうかと思っていたが、ちょうどいいのがあったので、この店で買うことにした。
これがこの土産物店で買った鳳梨餅。英語表記はPineapple Cracker。
お店の女性は1箱に30袋入っていると言っていたが、家に帰って数えてみたら40個も入っていた。何ともお得。
これはこの店に飾られていた巨大な翠玉白菜(翠(=みどり)ではないので、白玉白菜か)。
わずか3日間の台北旅行であったが、台北の街の居心地の良さも、台北故宮博物院の所蔵品の充実ぶりも実感できた3日間だった。
それに日本から近いというのも何ともありがたい。フライトは楽だし、移動時間が短い分、現地での時間も有効に使うことができる。
近いうちに台北故宮博物院の特別展の企画に合わせてまたふらりと来てみたい、そう考えながら帰りの飛行機に乗り込んだ。
(台北編おわり)
飛び出す総統府のパンフレットは前回紹介した私のホームページでも紹介しているので、ぜひご覧になってください。
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ttp://hwm8.spaaqs.ne.jp/yamaguchi-25/2707taipeikokyu.html