2017年7月23日日曜日

中国江南紀行2015(8)紹興

平成27年12月29日(火)午前 紹興

前日はバスで3時間かけて上海から杭州に移動して市内のホテルに宿泊した。
この日の午前は杭州から紹興に向かい市内観光。

紹興は魯迅の生まれ故郷。魯迅が生まれた家やその周辺は「魯迅故里」というエリアで、昔ながらの風情が保存されている。

魯迅先生がお出迎え


メインの通り。土産物店も並んでいる。


 メインの通りを少し歩くと右手には魯迅の生家「魯迅故居」がある。
魯迅故居の入口

お客さんをお出迎えする部屋

中はとても広くて迷路のようになっているので
迷ってしまいそう。

この先は何があるのだろうと、つい誘われる廊下。
迷ってしまうのも楽しくなってくる。

屋敷内をさまよっていると、昔ながらの調度品が整った部屋に出くわす。
紹興も運河沿いの水郷古鎮。
メインの通りから一歩入ると運河がゆったりと流れている。


運河沿いの屋台で売っているのは紹興名物「臭豆腐」。

臭豆腐は、発酵した豆腐を揚げたもの。
その名の通り臭い!、でも美味しい!
ビールに合いそう。

魯迅故居の斜め向かいにあるのが清末に紹興で開かれた私塾「三味書屋」。
若いころ魯迅が学んだ当時の雰囲気がそのまま保存されている。




外に出ると「孔乙己(コンイーチー)」という土産物店の看板が目に入った。
魯迅の小説「孔乙己」は、科挙に合格しそこねて落ちぶれた孔乙己がやってくる酒場でのやりとりを、そこで働く小僧の目から見た短編小説。


孔乙己がつまみにしている茴香(ういきょう)豆を子どもたちに一粒ずつあげる場面が店の前に再現されていた。

さて、紹興といえば紹興酒。
もちろん紹興酒工場に行って本場の味を味わってきた。

(次回に続く)