2016年10月29日土曜日

中国江南紀行2015(1)烏鎮

昨年の年末にも、一昨年と同じく中国江南の旅に行ってきました。
ブログへのアップが遅くなってしまいましたが、今回から何回かに分けて中国江南地方の見どころを紹介していきたいと思います。
今回のインとアウトは今年9月にG20が開催された浙江省の杭州。
杭州から蘇州、無錫、上海と回って、紹興酒で有名な紹興、そして最後に杭州を観光して帰るという、見どころたっぷりの充実した6日間の旅でした。

平成27年12月25日(金)烏鎮

成田空港から杭州までは約3時間50分のフライト。
さらに杭州からは2時間ほどバスに揺られ、水郷の上に古い町並みが浮かぶ水郷古鎮、烏鎮にたどり着いた。

水郷沿いに並ぶ旧家と水郷に浮かぶ小舟。
朝は日本にいたはずなのに、午後には1000年も昔の中国に迷い込んだような不思議な感覚。






ここはかつての薬局、香山堂薬局。
右側の棚に並ぶ陶器の壺にはかつて薬が入っていたのだろう。



東大街に沿って歩いていく。とてもいい雰囲気の路地。どこもまでも続いてほしいと思いたくなる。


ほどなく歩いていると見えてくるのが、江南百床館。
日本語で「江南ベッド博物館」との表記も見える。



その名のとおり、ここには明清から近代にかけての豪華絢爛なベッドが展示されている。



細部の彫刻まで手が込んでいる。


昔の裕福な家の人たちは、夜寝るだけでなく、昼間もベッドでくつろいでいたということをものの本で読んだことがあるが、まさに部屋の中にさらに豪華なつくりの部屋があるといった感じだ。

(次回に続く)