2016年9月14日水曜日

台北國立故宮博物院

今年も中国絵画が見たくなったので、思い立って台北の國立故宮博物院に行ってきました。

明 劉度 仿趙幹画山水

現在開催中の中国絵画の特集は、

五代から北宋にかけての巨然(きょねん)や郭煕(かくき)、そして元末四大家の一人、倪瓚(げいさん)、それに明清の名画がずらりとならんだ「造形と美感-中国絵画の精粋」、

巨大なサイズの絵をそろえた「巨幅書画」、

そして扇に描かれた絵が展示されている「恵風和暢-摺扇の精粋」。

どれも見応え十分で、台北國立故宮博物院の所蔵作品の素晴らしさにあらためて目を見張るばかりですが、今回驚いたのは館内の写真撮影がOKになっていたこと。
現地のガイドさんのお話によると、9月1日から12月まで試験的に館内撮影を許可しているとのことです。

ということで、今回は中国絵画の精粋を思う存分撮ってきました。

こちらは「恵風和暢-摺扇の精粋」の部屋の入口です。
看板の下には左からフラッシュ禁止、三脚、自撮り棒禁止といった注意事項が、中国語、英語、日本語で記載されています。




(写真撮影ができるようになったことは台北國立故宮博物院の公式サイトには特に記載されていません。突然今までのように撮影不可になるかもしれないので、必ず現地へ行って確認してください。)

さて、ここからは展示作品の紹介。スペースの関係でほんのさわりしか紹介できませんが、ご興味のある方は、ぜひとも現地で台北故宮のコレクションの充実ぶりを味わってください。

さて、まずは「造形と美感-中国絵画の精粋」。
いきなり巨然「秋山間道図」。


続いて郭煕の「関山春雪図」。

そして倪瓚「江岸望山図」。


「造形と美感-中国絵画の精粋」のコーナーでの私のお気に入りは全長約4.8mの力作、清の周鯤「升平万国図巻」。


清代で最も栄えた乾隆帝時代に描かれただけあって、まるで清明上河図のよう。
都市の繁栄ぶりがよく伝わってきます。小さいながらも人物が一人ひとり表情豊かに描かれていて、いったい何人の人が登場するやら、眺めているだけで楽しくなってきます。




次は巨幅のコーナー。


続いて屏風のコーナー。金地に描かれた山水画がとてもきれいです。

明 陸治 画秋林


1階には動く中国絵画のスクリーンもあります。
まるでチームラボの作品を見ているようで楽しめます。

明代の画 出警入蹕図

台北國立故宮博物院には、もちろん絵画の他にも素晴らしい歴代皇帝の文物が多く展示されています。

こちらは青磁のコーナー。
説明書きには、「世界で唯一残っている蓮花式温碗。お酒を入れるボウルとして使われた」とあります。


ここまで来たところで通常開館時間の午後6時30分になりましたが、金曜日、土曜日は午後9時まで開院しているのでまだ時間はたっぷりあります。
でも、写真撮影ができるのは通常開院時間の午後6時30分までなので要注意。

上記で紹介した中国絵画の作品展は9月25日までです。
ちなみに翠玉白菜と肉型石は出張中のため現在は展示されていませんのでご用心。

國立故宮博物院の公式サイトはこちらです。

http://www.npm.gov.tw/ja/Article.aspx

今回の旅行は正味一日だけの観光でしたが、忠烈祠では衛兵の交代式も見てきました。


昼食は蒙古焼肉のレストラン「大戈壁」でバーベキュー。
肉や野菜を好きなだけ取って、調理場に持っていくとコックさんが大きな鉄板で手際よく焼いてくれます。
ボリュームもたっぷりで、デザートのタピオカもいただいて大満腹、大満足でした。
バーベキューの他にも点心や中華料理もありましたが、とても手が(おなかが?)回りませんでした。



宿泊したホテルは去年と同じ帝后大飯店(エンプレスホテル)。居心地が良くてすっかり台北での定宿になりました。
朝食も充実です。



2016年8月21日日曜日

故宮博物院90周年・2つの故宮めぐり(北京編その3~最終回)

平成27年9月22日(火)

さて、いよいよ今日は故宮博物院。
さすがに一大観光名所だけあって朝から多くの観光客が来ている。


故宮の中は広く、見どころもたくさんあるが、めざすは書画を展示している武英殿。
そして張択端「清明上河図」。

武英殿に向かう途中にこんな看板があった。
「爆満」という文字が見える。
中国の至宝「清明上河図」を目あてに来る人がたくさんいるのだろう。


今日は長丁場になるのは覚悟していたので、朝食はしっかり食べた。
宿泊したハワードジョンソンパラゴンホテルは朝食も充実していて、朝食会場も建物の中庭を利用した吹き抜けになっているので開放感がある。


翌日は早朝出発で朝食を食べている時間がないので、この日が最初で最後の朝食。
料理もおいしいし、1日だけというのはもったいない。
焼きそばが特に美味。


張択端「清明上河図」は、香港や上海で展示された時は待ち時間3~4時間と聞いていた。そして、2012年に東京国立博物館に展示された時は90分待って見ることができた。今回も3時間くらいは待つかなと思いながら列に並んだ。

林の向こうに並ぶ人たちがかすかに見える。


列に並んだのは午前10時過ぎぐらいだった。
1時間ほど経過して武英殿の門まで並ぶ列の3分の1ほど進んだので、これなら3時間で入れるか
なと思っていたが、そこから先が長かった。
結局、武英殿の門の近くまで来たのがなんと午後4時過ぎ。
その間、交代でトイレに行ったり、前の日に買ったパンを立ったままかじったりして、ひたすら待ち続けた。
途中、ワゴンで図録を売っていたので、それを買って、パラパラ見たりもしていた。



ようやく門の中に入ったのが午後5時過ぎ。本来なら故宮博物院閉館の時間だ。
それでも5時までに並んだ人は中に入ることができるということなのだろうか。
そもそも今日は何時まで開館しているのだろうか。入口の看板や公式サイトには何も書いていないし、中国語が喋れないので周りの人にも聞くわけにもいかなかった。

そのうちに列に割り込もうとした人と、並んでいる人たちとの口論や、割り込みをきちんと止めない係員への怒声とそれにやり返す係員の怒声が入り交り、一時あたりは騒然となった。
こんなのに時間をとって、せっかくここまで並んだのに入れなかったらどうしようと不安になったが、前の方で並んでいる若い女の子たちのグループは、その騒ぎを見ながら「しょうがないわね」という感じくすくす笑っていた。

不安げに時計を見たりしていたら、隣に並んでいた若い男性が英語で話しかけてきた。
私が「絵を見ることはできるのでしょうか。」と聞くと、「大丈夫です。今日は夜10時まで開館しています。」と言う。
私は「そうですか。これで安心しました。」といってお礼を言った。
親切な人が隣にいて本当に良かった。

中に入ってからも、列からはみ出しそうになったら、「こちらに並んでも見ることができますよ」と中国人女性が日本語で教えてくれた。海外で困ったときに親切に声をかけてくれるととてもうれしい。

他にも館内で並んでいると、やたら親しげに中国語で話しかけてくる若者がいたので、申し訳なさそうにつたない中国語で「私は日本人です。」と伝えたら、「そうか日本人か。」と言いながら、それでも終始ニコニコして話しかけてきた。
きっといい人なのだろう。カタコトでも中国語ができれば会話もできただろうにと思う。

さて、武英殿の門の中には入ったが、ここから武英殿の建物までさらに長い列があった。
どうやら中の混雑を避けるために、入口で入場制限をしているようだ。



ようやく建物の入口の前まで来たとき、今まで何ともなかった空一面に黒い雲が広がり、稲光がして大粒の雨が激しく降ってきた。
私たちはすでに建物の庇の下まで来ていたので雨に濡れなかったが、後ろに並んでいる人たちは係員の誘導で建物の庇の下に移動した。

そしてようやく建物の中に入ったのが午後6時。待つこと8時間!
武英殿は清代に建てられた建物で、内装はそのまま残してガラスケースの中に美術品が展示されている。さきほどの黒い雲と雷雨のせいで、まるで時空を超えて清代にタイムスリップしたような感覚になった。

中に入っても押すな押すなの状態で、「清明上河図」にはなかなかたどり着けず、たどり着いても人に押されてゆっくりと見れる状況ではなかったが、それでもとりあえず「清明上河図」を見るという今回の旅行の目的を達成することができた。

武英殿には他にも宋、元、明の山水画など中国絵画の名品の数々が展示されているので、それだけでも十分見ごたえはある。それでも他の作品を見ている人はあまり多くない。
どうやら「清明上河図」だけ見たら満足して帰る人が多いようだ。
おかげで、こんなに素晴らしい展示をゆったりと見ることができた。

(館内は撮影禁止なので、作品の素晴らしさが伝えられないのは残念)

他の作品を見終わって「清明上河図」の列を見てみると、並んでいる人も随分と少なくなってきたのでもう一度並ぶことにした。
結局、2回並び、心ゆくまでじっくりと「清明上河図」を味わうことができた。

そのあとは武英殿の敷地内にある左右両方の建物内の展示も見て、すっかり満足して故宮博物院を出た。時間は8時過ぎになっていた。雨はもうすっかり止んでいた。
そして夜間だけ特別に開いていた門を出て、故宮沿いに地下鉄の駅まで向かっていたら、しきりに中国語で話しかけてきた若者が私たちの前を小走りに人ごみの中に入って行くのが見えた。
あいかわらず楽しそうな感じだった。この時間になったということは、「清明上河図」だけ見てすぐに帰るのでなく、中国書画をじっくり見ていたということなのだろう。

ホテルに戻り、近くのスーパーで買ったパンとビールと干しブドウで軽い晩酌。




翌日は朝5時半にホテルを出て、8時45分発のチャイナエアで北京を発ち、約3時間のフライトで羽田空港に到着した。

東京から片道3時間飛んだだけで入り込んだ全くの異次元空間。
まるで夢を見ていたような3日間だった。
(北京編おわり)










2016年7月19日火曜日

故宮博物院90周年・2つの故宮めぐり(北京編その2)

平成27年9月21日(月)続き

このあたりは什刹海とよばれ、北京の古い街並みの面影が残されている地区。
にぎわいのある飲食店街を過ぎていくと、胡同(=路地、横丁といった意味)が縦横に張り巡らさせたディープな住宅街に入って行く。



こちらは東西南北にある四つの家が向かい合っている「四合院」。
現在は一般に公開されていて入場料は20元。


そのまま博物館に展示できそうなほど素晴らしい調度品も内装も昔のまま保存されている。



什刹海地区からさらに南に向かうと広大な北海公園がある(入場料10元)。
遠くに北海に浮かぶ白塔をのぞむ。



これが清の乾隆帝の時代に作られた九龍壁。


アップで見るとこの迫力。


夕闇も迫ってきたので、ここで市内観光を切り上げ、地下鉄で北京駅まで戻ることにした。

夕食も昼と同じくフードコートで野菜や大豆製品中心のメニューを注文。
ビールは近くのローソンで調達した。





ほどよい疲れと、ビールの酔いで北京の夜は心地よく更けていった。
いよいよ明日は念願の故宮博物院。
(次回に続く)

2016年6月25日土曜日

故宮博物院90周年・2つの故宮めぐり(北京編その1)

昨年は7月の台北故宮博物院に続いて、9月には北京の故宮博物院に行ってきました。
北京故宮の一番の目的は何といってもこの時期限定で武英殿に展示されている張択端の「清明上河図」。

今回の旅行の行程は全部で3日間。
初日は午後に北京に着いて半日は市内散歩、2日目に故宮博物館でじっくり時間をとって、3日目は早朝便で日本に帰るという駆け足の旅でしたが、お目当ての「清明上河図」をじっくり見ることができてとても充実した旅行でした。


平成27年9月21日(月)

北京空港に降り立ち、入国検査を済ませて出口に向かうと、通路の横に見覚えのある絵が。
3年前に東京国立博物館で開催された「北京故宮博物院200選」で展示されていた張択端の「清明上河図」の大きな複製ではないか。
中国らしく、見事な木彫りの彫刻で飾られた大きな額に収まっている。


近くで見てみると、細部までよく描かれているのがわかる。この場面は「清明上河図」のクライマックスの虹橋。


空港からホテルに向かい、チェックインをすると、お昼ご飯にちょうどいい時間。

宿泊したハワードジョンソンパラゴンホテル北京は北京駅のすぐ近くにある。
ホテルの地下から地下のレストラン街につながる通路を通って行くと、ちょうどいい具合にフードコートがあった。



例によって身振り手振りで、野菜と大豆製品中心のメニューを注文して、まずは胃袋から中国旅行に浸ることにした。このボリュームで値段は12元(約240円)。





昼食の後は、故宮のすぐ北から西北に隣接する古い北京の街並みが残されているあたりを散歩した。

まずは故宮の真北に位置する、元の時代(1272年)に創建された鼓楼。かつては太鼓で時を知らせていた。




鼓楼の正面に位置しているのが、明代の永楽帝時代(1420年)に創建され、清の乾隆帝時代(1747年)に再建された鐘楼。


続いて鐘楼の向かい近くに入口のある、名前からしてあやしげで何となく興味をそそる北京烟袋斜街に入って行った。



通りの名前は、清末にキセルなどを売っていたことに由来しているようで、斜街というだけあって、通りは曲がりくねっている。


入口の門のすぐ近くにある旧家の内装を改装したカフェ。思わず入ってみたくなる。



こちらはお寺の入口。

入って正面と左右両側の建物の中では、ちょうど展覧会が開催されていて、入口の看板に描かれているような昔の中国の日常生活を描いた小品がいくつも展示されていた。


通りを抜けると、急に視界が広がり、池には遊覧ボートが浮かんでいる。



池の周囲は旧家を活かした飲食店がずらりと並び、店員さんたちは開店の準備に大忙しだ。




(次回に続く)



2016年5月30日月曜日

故宮博物院90周年・2つの故宮めぐり(台北編その4~最終回)

平成27年7月4日(土)

前の日に総統府の前を通ったら、7月4日が毎月一回の一般公開日にあたっていることがわかった。
台北(桃園)発が14時40分の飛行機で、午前中は少し時間の余裕があったので、これも何かの縁だと思い、最終日は総統府見学に行くことにした。



総統府に着いたら、入口前にはすでに親子連れなどの長蛇の列。ものすごい人気だ。
それでも流れは良くて、ほどなくして入場できた。入口では背の高い、きりっとした若い憲兵さんたちがてきぱきと差し出された身分証明書をチェックしている。
私たちの番になり、日本のパスポートを見せると、日本語であいさつしてくれた。とても親切な憲兵さんたちだ。

館内では20人から30人のグループになって年配の男性ガイドさんが館内を案内してくれる(案内は中国語)。

正面から入り、階段を上ると、突き当りには建国の父・孫文の胸像があり、さらに2階に上がり、案内されたのは孫文の霊廟、大禮堂。



そして1階は資料室になっていて、中華民国の歴史がパネル展示されている。
写真は台湾の日本への割譲が決まった下関条約の交渉場面。奥の中央が日本の全権、伊藤博文、手前は清国の全権、李鴻章だろうか。

帰りの時間も近づいてきたので、ホテルに戻り、身支度をしてホテルのロビーでお迎えのバスを待った。
迎えに来たマイクロバスは台北(桃園)空港に行く途中、お決まりのパターンではあるが、土産物店に寄った。知り合いに配るおみやげは空港で買おうかと思っていたが、ちょうどいいのがあったので、この店で買うことにした。

これがこの土産物店で買った鳳梨餅。英語表記はPineapple Cracker。
お店の女性は1箱に30袋入っていると言っていたが、家に帰って数えてみたら40個も入っていた。何ともお得。



これはこの店に飾られていた巨大な翠玉白菜(翠(=みどり)ではないので、白玉白菜か)。



わずか3日間の台北旅行であったが、台北の街の居心地の良さも、台北故宮博物院の所蔵品の充実ぶりも実感できた3日間だった。
それに日本から近いというのも何ともありがたい。フライトは楽だし、移動時間が短い分、現地での時間も有効に使うことができる。
近いうちに台北故宮博物院の特別展の企画に合わせてまたふらりと来てみたい、そう考えながら帰りの飛行機に乗り込んだ。
(台北編おわり)

飛び出す総統府のパンフレットは前回紹介した私のホームページでも紹介しているので、ぜひご覧になってください。
  ↓

ttp://hwm8.spaaqs.ne.jp/yamaguchi-25/2707taipeikokyu.html

2016年4月30日土曜日

故宮博物院90周年・2つの故宮めぐり(台北編その3)

平成27年7月3日(金)続き

ホテル近くの地下鉄・淡水線圓山駅から二つめの士林駅で降りて、そこからバスに乗って行くと緑に囲まれた故宮博物院が見えてくる。


到着したのは17時30分。いつもなら18時30分に閉館するが、金曜日と土曜日は21時まで開館しているので時間はたっぷりとれる。

それにしても展示品の充実ぶりがすごい。

日本軍の侵攻を前に、国民党政府が陶磁器、絵画など選りすぐった文物を上海や南京などに避難させ、さらに共産党軍に追われて台湾までたどり着いた第一級ばかりだ。

来日して人気だった翠玉白菜も肉形石もある。
日本では行列だったが、ここでは夕方に入館したので、狙い通りで人も少なくてゆったり見ることができたのもよかった。

それにしても陶磁器や青磁など、よくも割れずに海を渡って持ってこれたものだと思う。

ちなみに台北故宮博物院の館内は撮影できないので、館内の様子が紹介できないのは残念。
ということで、詳しくは國立故宮博物院の公式HPをご参照ください。

http://www.npm.gov.tw/ja/Article.aspx


この時期を選んだのは、創設90周年を記念して開催された特別展「典範と流伝-范寛とその継承者たち」で、北宋時代の山水画の大家・范寛の唯一の真作とされる「谿山行旅図」が展示されていたからである。

そのことは私のHPの「今月のコレクションボックス」平成27年7月号で紹介しているので、ぜひご覧になってください。

http://hwm8.spaaqs.ne.jp/yamaguchi-25/2707taipeikokyu.html


さて、歴代中国皇帝の文物を見たあとは、再び士林駅まで戻って夕食。
駅周辺をきょろきょろしていたら、やっぱりあった。
台湾素食の店だ。




注文したのは野菜あんかけ飯。ここもご飯は五穀米なのがうれしい。
すっかり台湾素食にはまってしまった。





夕食後は、士林市場やレンガ造りの士林市場の中を散策。

淡水線の高架の下まで出て、士林駅の次の劒潭駅まで歩いて、地下鉄に一駅乗ってホテルに戻った。
もちろん途中のコンビニでビールを買い込んで部屋飲みをした。


(次回に続く)