上海博物館のあとは租界時代の欧風建築が並ぶ外灘(ワイタン)地区へ。
すでに夕闇が迫り、建物にはきれいな電飾が灯り始めていた。
対岸の高層ビル群も夕陽を浴びて輝いている。
遠くにはフェリーも泊まっている。
大阪と上海を2日で結ぶ上海フェリー株式会社の「蘇州號」だろうか。
一度は日本からフェリーで中国に来てみたいと思う。
こうやって港の風に吹かれながら黄浦江沿いを歩いていると、地元横浜のみなとみらい地区を散歩しているようでとても心地よくなってくるが、まさかこの2日後に年越しのカウントダウンに集まった市民たちが将棋倒しで犠牲になるという事故が起こるとは夢にも思わなかった。
せっかく新年を祝いに来たのにこんなことになるなんて、今こうやって写真を見返してみても心が痛む。
この付近は飲食店街で、街じゅうに人と車があふれて賑やか。
お店の名前とは対照的に、料理はとても庶民的で、いつも食べ慣れている味なのでほっとする。
オプションの上海蟹は注文しないで野菜を中心に食べた。
ロビーにはクリスマスの飾りがまだ残っていてとても華やいだ雰囲気。
(次回に続く)